看護師のこと

看護師が結婚したら退職?転職?そのまま続ける?~寿退職した私の経験談~

看護師として働いていると、プライベートでも「結婚」などのライフイベントを迎えることになりますよね。

「結婚」幸せで喜ばしいできごとではありますが、看護師としてバリバリと働いている女性にとっては、この先そのまま続けるのか、それとも退職するのか、人生の岐路に立つことになりますよね。

私自身も、看護師として働きながら「結婚」という大きなライフイベントを迎え、同じように悩んだ経験がありますので、お気持ちはよく分かります!

今回は、私が実際に悩んだ経験も元に、看護師が結婚し、その先退職や転職する方がいいのか、それとも続けるべきか、それぞれメリット・デメリットを挙げてまとめてみました!

この記事で分かること

看護師が結婚した後の選択肢として

  • 続けるメリット・デメリット
  • 退職するメリット・デメリット
  • 転職するメリット・デメリット
  • 転職した私の体験談

あわせて読みたい記事↓

看護師の妊娠・妊活について知っておきたい知識と体験談【総まとめ保存版】

看護師が妊活するなら働き方を変えるべき!5つの職場選びのコツ~私の体験談~

看護師が退職の理由に「結婚」はあり!~私の体験談あり~

看護師が結婚するとなると、その後の妊娠・出産・育児のことが頭に浮かんで、続けるべきが退職するべきか迷ってしまいますよね。

最初に言っておきたいのは、個人的には、結婚するなら「転職するべき」だと思っています。その理由も、後ほど詳しく説明していきますね。

※この記事では、「急性期病院など残業のある忙しい病院で働いている」というのを前提に書いています!

結婚は看護師の退職する理由2位

結婚は看護師の退職する理由2位なんです。

参照URL:日本看護協会

ですので、結婚するから退職する・・・いわゆる看護師の寿退職は珍しいことでもなく、看護師が退職する上で一番「あり」な理由なので、躊躇することはないですよ。

更にいえば辞めやすい理由の一つだということですね。

上司のほうも、結婚報告を受けると同時に「退職するかも」という心構えはできていると思います。

結婚して、そのまま続ける?退職?転職?

結婚が決まると、そのまま続けるか退職するか、転職するか・・・まず、そのことが頭に浮かびますよね。

それぞれを選んだ場合のメリットとデメリットを挙げてみたので、参考にしてみてください。

結婚して看護師をそのまま続けることのメリット・デメリット

  • そのまま続けることのメリット:金銭的に余裕ができる・キャリアが積める
  • そのまま続けることのデメリット:結婚生活に時間的ゆとりがなくなる

詳しく説明していきますね。

メリットについて

そのまま続ける場合、もちろん給与もそのまま貰えますし、病院によっては結婚祝い金を手渡してくれるところもあります。更に、あなたが扶養者になれば、扶養手当をつけてくれることだってありえますよね。(※病院の規定による)

結婚するとなると、これから結婚式や引越したり、家を建てたり、子育てが始まったり・・・などお金はあるに越したことはありません。

そのまま続けているとお金に余裕がもてるという点が最大のメリットになりますね。

デメリットについて

デメリットについては、これから始まる新生活において、「2人の時間」が少なくなるということです。「妊娠・出産・育児」の時間確保が難しくなっていくことも挙げられます。

これは個人の考え方次第でなのですが、私個人的な意見としては、妊娠する前、子どもが出来る前の2人の時間って本当に貴重だと思っています。子どもが出来るとゆっくり2人で過ごせる時間もなくなってしまうのも事実です。

妊娠・出産をするうえで一番大切なのは、「母体の安全」ですよね。

やはりこの時期に看護師という仕事をしている以上、多少のリスクはついてくると思います。もちろん、看護師の仕事に限ったことではありませんし、トラブルなく出産を迎える方もいらっしゃいます。

ただ私は妊娠しながらの看護師をした経験もあり、その時が非常にしんどかったので、個人的に大きなデメリットだなと感じています。

更に、育児も始まってきますので、今の生活に「子どものお世話」「保育園の送迎」などが加わってくるわけです。そうなってくると

以上がそのまま続けるデメリットとなります。

そのまま続けるか、という問題に対してどのように答えをだしていけばいいかというと・・・

「豊かな生活のためにお金をとる」(そのまま続ける)か「これから始まる結婚生活・育児のための時間をとる」「安全な妊娠生活を送る」(続けない)とでじっくり考えると答えがでやすいかと思います。

お金は無くても節約すればなんとかなりますし、今の忙しい病院でなくても、稼ぐことはできますよね。

看護師の資格を持っていれば、お金はなんとかなりますが、「家族との時間」や「心のゆとり」というのは、今の現状(急性期病院で残業が多い状況)では簡単には手に入らないものです。

「妊娠したら退職のこと考えよう」と考えている方は多いと思いますが、私からすれば、遅いように感じます・・・。厳しいことを言ってごめんなさい。ですが、結婚となるとすぐに妊娠という可能性も考えて、あえて厳しめに言わせてもらってます・・・。

妊娠すると、考えている暇もなくあっという間にお腹も大きくなりますし、考える精神的余裕も少なくなってくることも考慮すると、やはり結婚のタイミングで将来の生活(妊娠・育児)のイメージをしっかり立てて早めの決断がマストだと思うので!

結婚時退職する(寿退職)メリット・デメリット

では、結婚後看護師は続けず、退職するという選択肢をとった場合のメリット・デメリットをみていきましょう。

退職するメリット:時間や精神、体力的にも余裕ができる

退職するデメリット:金銭的な余裕がなくなる

退職するメリットについて

看護師という仕事は、体力的にもメンタル的にも非常に消耗が激しい仕事です。結婚して新生活が始まると、大好きな彼との生活とはいえ、やはり初めてのことばかりなので、ストレスはたまるものです。

更に、各両親への挨拶、顔合わせ、結納、結婚式・・・と凄くあわただしくなるので、このときに仕事をしているとそれだけで、もういっぱいいっぱいになってしまいます。

器用な人はソツなくこなしていけるのでしょうが、私のように不器用なタイプの人は、仕事・家庭・結婚の準備この3つをこなすだけでかなり四苦八苦してしまうことだと思います。

仕事を退職していれば、精神的にも、体力的にも時間的にもかなり余裕がでるので、一生に一度の大事な「結婚」についての事柄をじっくり考えていくことができるのが最大のメリットですね。

退職するデメリット

退職するデメリットは、金銭的な余裕がなくなるということです。自分の理想の結婚式にもっていくためにはそれなりの金額がいりますよね。ですから、今までの貯金や彼のお財布事情、など現在の経済状況を考慮して決めるとよいですね。

結婚式に限らず、これから先の結婚生活の理想や生活水準を決めると、ずっと専業主婦のままでいようか、新婚生活がおちついたら就職しようか、子供が大きくなったら就職しようか・・・など生設計も立てやすいですね。

看護師が結婚を機に転職するメリット・デメリット

次に転職することのメリット・デメリットをみていきましょう。

転職のメリット⇒家事育児・仕事が両立しやすい。金銭的にも余裕がでる。

転職のデメリット⇒新しい病院に慣れないといけない

今の職場が急性期病院やとても忙しい病院で時間がない、それでいて金銭的にもある程度余裕がほしい・・・。と考えている方には転職をオススメします。

結婚する上で仕事を続けるデメリットに時間がないと述べましたが、それは残業があったり、休日出勤があったりの忙しい病院だと、キャパオーバーしてしまうから、家事・育児に充てる時間が少なくなってしまうのです。

しかし、17時ぴったりに帰宅できて、休日はしっかりと休むことができるのであれば、家事・育児と仕事との両立が可能になりますよね。

また、転職先にあらかじめ「結婚したばかりでこれから妊娠も考えています。」と伝えておけばトラブルも避けられますし、(病棟希望なら)ゆったりとした病棟へ配属していただけるように交渉もしやすいですよね。

実際私もそのように交渉しましたよ~!次の章で、私の経験談を元に詳しくお話していきますね。

私は結婚を機に転職しました。

私は転職を機に転職することを経験していているので、その時の状況や転職してどうだったのかをどうだったかをお伝えしていきますね。(一度退職して3ヶ月くらい専業主婦だったので、一応寿退職という形でした)

結論からいうと、結婚を機に転職して大正解だと思っています。

私は、元々急性期病院の出身なのですが、彼との結婚を機に転職をしました。理由は、残業が多く、仕事を回すだけでいっぱいいっぱいな状況で、お家も荒れていて、これから先の妊娠や育児に大きな不安を感じていたからです。

転職先では、慢性期のゆったりした、定時で帰ることのできる病棟を希望し、配属することができました。

自分ではなかなか、ゆっくりした病棟希望だと言い辛いところですが、転職サービスを利用しており、先に転職サービスのコンサルタントが病院側と話していてくれたので、スムーズに希望通りの配属先に就くことができましたよ。

くれよんママ
くれよんママ
それから慢性期のゆったりした環境で、日々の生活にいっぱいいっぱいになることもなく、時間にも心にもゆとりのある生活を送ることができるようになってきました!

今まで荒れていたお家も少しずつ整い始める余裕さえ生まれ、じっくりと彼と結婚について話会いを重ねて、無事結婚式を迎えることもできました。

それからすぐに妊娠が発覚したので、「籍をいれてから転職」「結婚式が終わってから転職」と転職するタイミングが遅ければ、そのまま急性期病院で妊娠生活を送っていた可能性があったので、早めに転職をして良かったと心の底から思っています。

私の体力やキャパでは、妊娠しながら急性期病院で働くなんてことは、到底できなかったでしょうから。

因みに、いくつか転職サイトを利用していた私ですが、退職交渉についてのアドバイスもしてくれる看護のお仕事と転職のお祝い金がもらえて、自分のペースで探すことができるジョブメドレーをオススメします。

2つの転職サイトの特徴は以下のとおりです。

  • 看護のお仕事今すぐ転職したい方向け・担当の人がついてくれてサポートが手厚い 
  • ジョブメドレー看護師ゆっくり転職を考えている方向け・自分で自由に気楽に転職先を選べる

ジョブメドレーに関しては、ジョブメドレーを実際に登録した体験談

に詳しく記事を書いていますので、参考にしてみてください。

私は、急性期病院から慢性期病院に転職して、本当に楽になったので、急性期病院で働くのが辛い全ての看護師に、「看護師が働ける環境は急性期病院だけじゃないよ~!」ということ声を大にして伝えていきたいのです。

人間は変化を好まず、元の環境に戻ろうとする性質があるので、今の状況から脱却するには大変なことだと思いますが、思い切って環境を変えてみると人生が変わる・・・かもしれません!

\無料で利用できる/

最後、まとめいきますね~

まとめ:看護師が結婚した後の進路について一覧

以上、看護師が結婚したあとのそれぞれの進路についてメリット・デメリットをご紹介しました!

まとめ一覧です↓

看護師が結婚した後の進路まとめ

看護師が結婚した後の選択肢として

  • 続けるメリット⇒金銭的余裕ができる・デメリット⇒時間的ゆとりがなくなる
  • 退職するメリット⇒時間精神肉体的余裕ができる・デメリット⇒金銭的余裕がなくなる
  • 転職するメリット⇒ワークライフバランスを保ちつつ金銭も安定・デメリット⇒新しい環境に慣れないといけない

私個人的には、続けるメリットと退職するメリット両方のメリットを叶えることのできる「転職」をおすすめします。

が、彼に金銭的余裕があって、もう働くのがしんどい!!と思う場合でしたら、そのまま完全に退職してしまうのも全然ありですよ!看護師の資格を持っていればその気になればいつでも働くことができるので!

大切なことは「結婚」という大事なタイミングでこれから先のことをしっかりと考えて、どのような人生設計をしていくか、自分の人生で何を一番大切にしていくかを考えて決めるということだと思います!

そして退職すると決めたら早めの行動です!!

最後に、あなたの看護師としての人生がよりよい方向に突き進めることを心より願っています。

あわせて読みたい記事↓

看護師の妊娠・妊活について知っておきたい知識と体験談【総まとめ保存版】