待ち望んでいた我が子とようやく出会うことができて、幸せいっぱいの生活が待っている!
そう思っていた分、”子育てが辛い”という感情に戸惑っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんなあなたへ、産後の鬱についてご紹介していきます。
Contents
子育てで鬱?その症状はどんなものがある?
うつ病は女性の5人に1人、1度はなる病気で、特に妊娠・出産後にはうつ病になりやすいと言われています。
その産後うつは一体どういった症状が現れるのかみていきましょう。
- 子どもが可愛いと思えない
- 子育てが面倒くさいと感じる
- 常にイライラしてしまう
- 子育てに自信がない
- 母親失格だと感じる
- 子どもや自分を傷つけたい衝動がある
- 夜眠れない
- 食欲が落ちる
などが挙げられ、上記が2週間以上続くと、産後鬱の傾向があります。
マタニティブルーとの違い
マタニティーブルーにも同様の症状が現れますが、産後うつとの違いは、その期間にあります。
マタニティーブルー:生後2~3日~1週間以内に起こる→10日目ごろから自然に回復
産後うつ:上記より症状が長引く場合。
子育てでうつになったかも。その原因は何?
産後うつにはさまざまな原因があげられます。
ホルモンバランスの乱れ
妊娠中に分泌されていた”妊娠ホルモン”であるエストロゲンやプロラクチンが、出産後は一気にほぼ0になります。
また、産後の慣れない育児や睡眠不足によって、ホルモンバランスが乱れて、精神的にも影響されているといわれています。
環境の変化
産後慣れない育児による疲労
産後のダメージが残る体で、頻回授乳やオムツ替え、沐浴・・・など疲労がたまりやすく なっています。
育児による経済的負担
育児にするにあたって、新生児期のころにはオムツ・ミルク・・・それから子供が育ってきたら学費など・・・。経済的にも負担がかかります。その状況が家計を圧迫して精神的な負担にもなります。
ママの周囲にある問題
周囲のサポート不足
慣れない育児で体に疲労がたまっている状態に加え、周囲(夫など)のサポートが得られないことがあげらます。このサポートとは、身体的面のみではなく、心理的なサポートの事も言えます。
望まれない妊娠
望まれない妊娠の場合、出産や子育てに対しての肯定感も低くなってしまいます。
子育てで鬱かな?と思ったら、やるべきこと
上記の症状に当てはまったら、病院受診することが基本です。
とにかく休むこと
産後うつの原因として、心身ともに疲労状態にあることが挙げられるので、とにかく休むように意識してください。家事は1日くらいしなくても大丈夫です、あなたの体と心が極限まで疲弊して、ボロボロになってしまうと、元に戻るまでに時間がかかってしまう場合がありますので、まずはあなたの体を元気にすることに専念してください。
周囲に助けを求める
休んでください。と言われても、新生児のお世話もありますし、中々休めないのが実際ですよね。
そんな時は、一番近くにいる旦那さんに助けを求めましょう。産後すぐの体は交通事故に遭った時と同じくらいのダメージを受けている、とよく表現されますが、旦那さんもあなた自身もそのことを知っていますか?
あなたが家事や育児が上手くいっていないと感じているのは、さぼりたいから、怠けているとかそんな理由ではありません。交通事故にあってボロボロになっている人に家事や育児を全部お願いできませんよね。
その事をあなた自身も自覚することも大切ですが、近くにいる旦那さんや家族などに伝えて、赤ちゃんを2~3時間だけでもお願いして、たっぷり睡眠をとるだけでもだいぶ違ってくると思います。
産後2週間健診を受診する
H294月以降から、従来の産後1カ月検診に加えて産後2週間検診が公費で無料に受けられるようになりました。対象の地域はそのような受診券が配布されますので赤ちゃんの育児が大変だから・・・と億劫になるかもしれませんが、ぜひ受診しましょう。
あなた自身が自覚していないだけで、心と体は悲鳴を上げているかもしれません。どこかに吐きだせる窓口があれば、今の状況を打破することにきっと繋がります!
あなた一人で抱え込まないで。
産後、慣れない育児に加えて家事などを頑張りすぎていませんか?
産後1カ月まではしっかりと自身の体を労わってあげることが大切です。
辛いことがあれば、1人で抱え込まず、色んな人に助けを求めてくださいね。
声を上げればきっと現状はいい方向に変わっていけると思います。
あなたの子育てが”楽しい”と思えることを願っています!